ポスター これが全てではありません

大衆の好みに関する非常に綿密な調査から、椅子と肘掛け椅子には次の要件が必要であることが明らかになりました。快適で、豊かで、贅沢で素朴で、風変わりで、厳密に技術的で機能的で、幅が広く、狭く、高さと低さ、柔らかさと硬さでなければなりません。弾力性があり、エレガントで、剛性があり、安く、適切な価格で、明らかに非常に高価で（社会的理由から）、単一の素材で作られたもの、複数の素材で作られたもの、高貴でラフで洗練された素朴な素材で作られたもの。

ブルーノ・ムナーリは『アルテ・カム・メスティエール』（Laterza 編、1966 年）でそう書いています。ムナーリがいつもの皮肉を込めて「Queste non Son tutte」（これらは すべてではありません）、「今日でも建築家やデザイナーは、これまですべてが間違っていたかのように椅子や肘掛け椅子をデザインし続けているからです。」

ここに収集された素描は、1966年のオリジナル版『ラテルツァ』のためにムナーリによって作成されたもので、これに1972年の増補版のために作られた肘掛け椅子60脚が追加されました。